平成20年度 文化庁 「文化芸術による創造のまち」 支援事業
くにたちアートプロジェクト 人材育成ワークショップ Art literacy Workshop Vol.2 日時 7月25日 ,19:00-21:00 場所 プランターコッテージ http://plantercot.exblog.jp/i7/ 国立市西2-11-2,No.7 内容 『これもアート? ~ 私がまちで見つけたアートについて』 ファシリテーター : 小池マサヒサ(現代美術・彫刻家) どなたでも参加可能。 緩やかなディスカッションの場 茶話会です。 問い合わせ : kunitachi.art.project.workshop@gmail.com (小池) ※場所の広さの都合上、参加希望の方は、事前のご連絡をお願いしています。 Art literacy Workshop Vol.2 アートは難しい…、アートって意味不明、アートってわからない… などなど。 アートは私たちの日常から離れたところにあるもの…、美術館や博物館にあるもの…。 アートはアートのわかる人だけのものにされてしまいがちです。 …? でも本当にそうなのでしょうか? 私たちの日常の暮らしの中には、もはやアートは無くなってしまったのでしょうか? 私たちが暮らす社会には、長い歴史と伝統と共に育まれてきた様々な芸術や技の数々があります。これらの集積が文化を築き、そうした文化からは私たちの歩んできた生活の歴史そのものを見ることができます。 しかし、アートという概念は明治時代になってから輸入されたもの…。その歴史はまだ100年程度しかありません。日本の歴史と同じく、日本の文化芸術の歴史にとってもこの100年間は激動の時代。欧米から輸入したアートを如何にして私たちが使いこなすか?まさに、Art literacy を追い求めた100年間だったと私は思っています。 アートを私たちが使いこなせない時、その時アートは、「アートは難しい…」という言葉となって現われます。その言葉の背景には、社会の「様々な今」が含まれているのではないでしょうか。 その一つが、「アートは日常からずっと離れた遠くにあるもの…」という、アートと日常との間にできてしまった、距離感なのかもしれません。 しかし、私たち日本人は、この100年の間、アートを日常の中で使おうとしてきたこともまた事実です。時には、ただの真似ごとだと言われたり…、それはアートじゃ無い…と言われながら。 それでも、私たちには日常で使えるアートを探し、そして、つくり続けてきた。 その過程は既に私たちが築いてきた文化と言ってもかまわないと思います。 世界情勢の変化と共に、アートも様々に変化を繰り返しながら多様化し、かつて日本が輸入した時代からは全く想像できなかったような…、それがアートかどうかも判断できないような、「様々な何かが」世界各地で…、日本中のあちらこちらの街の中から生まれ続けています。 そして、私はこう思うようになりました。 「それがアートかどうかなんてことは本当はどうでも良いこと…」 本当に大事なことは、「それをどうやって、どのように表現するのか?」の部分だけにある。 それが結果的にアートであるかどうかはきっと誰かが何処かで勝手に決めることなのかもしれません。 ■・・・と言うことで、Art literacy Workshop Vol.2 に これも「アートだ!」と思う事例があればそんなアートを持ってお集まりください。 (そんなのは見つけられなかった…でも、もちろんかまいません。) 世界の…日本の、あれこれを用意してお待ちしております。 みんなであれやこれや楽しみましょう! こんなものをみんなで見ようと思います。 http://jp.youtube.com/watch?v=X4GMXavfKPY&feature=related 小池マサヒサ
by kapweb
| 2008-07-03 14:20
| アートリテラシーWS
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