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あたらプロジェクトさんが来ました!

「あたらプロジェクト」の平良さんが、国立市にやってきました!
[環境にやさしい日常生活を考え、学び、 実践しながら、
全国の人々と交流する旅ワークッショップ]ということで、
なんとぬか床を持って自転車で移動し、各地で食事会を行い、
約5ヶ月をかけ日本列島を八の字に一周!するのだそうです。
詳細は、こちらhttp://atala.jp

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あたらプロジェクトのリアカーつき自転車。
これで平良さんは日本を一周しています。

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自転車をこいで旅する平良さん。
瞳のキラキラした素敵なお兄さんです。
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これが「あたらプロジェクト」のカナメのぬか床!右が取り出したお漬け物です。
タマネギ、しょうが、ししとう、ズッキーニ。
左は国立市の農家で手に入れたこれからお漬け物になる野菜。

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平良さんのお漬け物とおそうめんで昼食。
さっぱりと夏にぴったりのごちそうです!

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撮影してたらみんなに先を越されちゃう?
待ちきれないお箸がよーいドン!状態でした。
実は、ししとうは、ロシアンルーレットのようで、
2つに1つが大当たりの激辛!
辛くてみんなで泣いちゃいました。
笑いながら泣いて、泣きながら
むしゃむしゃ食べました。
みんなでわいわい食べる食事は、
本当に幸せ!

ご馳走さまでした。ありがとう!平良さん!
いつかまたどこかで、必ずお会いしましょう!

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by kapweb | 2008-07-18 22:49 | KAP 日々あれこれ

第2回アートによるまちづくり研究会 報告

第2回アートによるまちづくり研究会が開催されました。
研究会報告レポートはこちら。 

第2回定例研究会
日時:7月4日(金)18時30分~20時30分
場所:一橋大学国立東キャンパス、マーキュリータワー4階3406室(市民社会研究教育センター)
内容:『価値を創る都市へ』(NTT出版)第1章「創造都市の連携と創造産業」を教材にした読書会。

8月以降も月1回のペースで定例研究会を開催します。
(日時・詳細は、決まり次第Blogでご案内いたします。)
文化芸術をまちづくりに生かしている事例の視察なども随時行う予定です。

■問い合わせ E-mail : h.hayashi@srv.cc.hit-u.ac.jp
 (一橋大学・市民社会研究教育センター代表 林大樹)
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by kapweb | 2008-07-15 21:40 | プロジェクト報告

第2回アートによるまちづくり研究会開催しました。

7月4日(金)18時30分から、一橋大学マーキュリータワー4階3406室にて、第2回アートによるまちづくり研究会を開催しました。
この日は『価値を創る都市へ』(NTT出版)第1章「創造都市の連携と創造産業」を教材とした読書会を行いました。
アートによるまちづくり研究会メンバーである社会学部林ゼミナール3年の内山君、池田さん、大田君の3人がレジュメをもとに報告し、その後参加者全員でディスカッションしました。

当日の研究会の模様を3人の報告者(林ゼミ3年生)がレポートしてくれました。
少々長いですが、お読みいただけると有難いです。(林)

①今日は第2回「アートによるまちづくり研究会」に参加してきました。レジュメの作成指令を受けていたのですが、今週はレポートやら何やら、やらないといけないことが大挙して押し寄せてきたので、大変でした。しかも、まだ課題が残っているので、心休まる暇がありません。林先生が、「宿題を出します」と言った時は、ほんとにどうしたものかと、胆を冷やしました。
研究会の話をすると、普段の大学の講義と違い、社会人の方のお話を聞くことができるので、とても新鮮です。また、研究会に参加している学生さんには、芸術活動に携わっている人も多く、同じ学生でも全然違う視点を持っているので、良い刺激になっています。自分はまだまだ芸術関係の知識が浅いので、これからもっと勉強していかないといけません。
研究会の雰囲気は、林先生が司会をしているだけに、とても和気藹々としています。参加者のみなさんも、芸術には一家言ある方たちばかりで、なかなか面白い集まりになっています。ここで生まれた交流の輪がどんどん広がっていったらいいなと思うので、興味のある方は遠慮なく足を運んでください。飛び入り参加も大歓迎だと思うので、是非奮ってご参加ください!(内山)


②アートによるまちづくり研究会に所属しております林ゼミの池田と申します。
本日は、第二回目の研究会が行われました!
今回の研究会は、私を含め3人の林ゼミ生による『価値を創る都市へー文化戦略と創造都市』の輪読、それをもとにしたディスカッションでした。
今日の文献に出てきた金沢は、近いうちに是非行ってみたいものです。
金沢21世紀美術館などの現代的な施設と伝統的芸術文化の共存するまち・・・魅力的です。
本日は、ディスカッションを通じて参加者みなさんの色んな意見や考えを聞いて、私はまだまだそれを自分の中に取り込んでいくのに精一杯な状況でした。
情けない・・・(>д<) 研究会の回数を重ねるたびに成長していくであろうと前向きに自分を説得しつつ、来月の社会見学(?)が楽しみです。
このまち歩きでは、何を発見できるでしょうか?期待大です!(池田)

③今回の議論では、『価値を創る都市へ――文化戦略と創造都市』の中の「創造都市」や「創造産業」に関する記述が的を射ているかどうかを中心に聞いておりました。
私が考えたことは2つあります。
1つ目は、「創造都市間の連携」の意図するところは何か、ということです。
それは、ある1つの創造的中核が発信したものがスピルオーバーして、その外側の非創造的産業にも影響するだけでなく、他の創造的中核にも影響を与え、その創造的中核はまた新たな発信をして、さらに他の創造的中核に影響を与えていくことにあるのではないか、と考えました。
簡単な言葉で言い換えると、1つの創造的中核が生み出した「波」が他の創造的中核にぶつかって新たな「波」を生み出す、ということを「創造都市間の連携」は意図しているのだろう、と考えました。
議論の中で、この発信を阻害する要因が存在するのではないか、という話がありました。
この観点は今後の議論のキーポイントとなる気がします。
2つ目は、なぜ都市を単位として考える必要があったのか、ということです。
私は、土着文化や、風土、歴史が創造的中核の重要な要素であることにその理由があるのだろうと考えました。
上にあげた要素は、脈々と続いてきた「まちづくり」の活動のなかでそれに携わる人々の中に自ずと形成されるものだと思います。
つまり、創造的中核を形成するには、人々の紐帯やコミュニティーが欠かせないということです。地理的に区分された都市があるところに創造産業クラスターが形成されるのではなく、人々のコミュニティーがあるところに創造産業クラスターは形成されるのではないかと思います。
そのようなコミュニティーは都市単位で形成される、という認識があったから都市を単位として考えたのであろうと考えました。
現代社会は、地域コミュニケーションが希薄化しているという指摘をよく耳にします。
一方で、インターネットなど新たなコミュニケーションツールの登場により、新たなコミュニケーションの「場」が形成されてきています。
この現代社会の動向に照らし合わせて、創造都市を形成するにはどのようにしたらよいのか、果たして都市を単位として考えることは妥当なのか、そういった点も今後議論されていくことになるだろうと思います。(大田)
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by kapweb | 2008-07-15 10:50 | アートによるまちづくり研究会

わらべうたの時間 からのお知らせ

『わらべうたの時間』が関係する、わらべうた活動

■7月のわらべうた■(♪は定期的なワークショップ、★は単発のワークや演奏)

♪7月3日(木) 15~16時 親子で学ぶサークル・ハーモニー 高松学習館(立川市)
♪7月7日(月) 10~11時 わらべうたの時間 プランターコテッジ(国立市)
♪7月8日(火) 10~11時 親子でうたうわらべうた アクティブ立川(立川市)
♪7月8日(火) 13:30~14:30 くにたち公民館保育室(保育士さん対象)
♪7月9日(水) 10:30~ わらべうたの時間+てとてとライブ まめカフェ(国分寺市)
★7月13日(日) AM 大山保育園保護者交流会 上砂会館(立川市)
♪7月14日(月) 10~11時 わらべうたの時間 プランターコテッジ(国立市)
♪7月15日(火) 10~11時 親子でうたうわらべうた アクティブ立川(立川市)
♪7月18日(金) 10:30~11:30 わらべうたの時間 光公民館(国分寺市)
♪7月23日(水) 10:00~10:40 わらべうたの時間 国立楽器(国立市)

以上、講師(世話人)坂野ちえ
■わらべうたの時間に関する、問い合わせ warabeutanojikan@gmail.com (坂野ちえ)
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by kapweb | 2008-07-05 12:14 | わらべうたの時間

わらべうた

昔からある日本語

 シンプルなメロディー

  背中やひざの上のぬくもり

   手をつないで歩くはやさ

    お月さま  風  たんぽぽ  お手玉  下駄 

     カエル  れんげの花  こちょこちょ  いないいないばぁ 

      「あーそーびーまーしょー」 「いーいーよー」

       痛いときには ちちんぷいぷい

        眠いときには ねんねんおころり

         愛されていた 守られていた 記憶 

          わたしの中の 祈り

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わらべうたの時間 坂野さんのBlog
ちえのわROOM
http://chieda919.exblog.jp/i7/
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by kapweb | 2008-07-03 14:44 | わらべうたの時間

アートリテラシーワークショップ Vol.2 の予定

平成20年度 文化庁 「文化芸術による創造のまち」 支援事業
くにたちアートプロジェクト  人材育成ワークショップ


     Art literacy Workshop Vol.2

日時 7月25日 ,19:00-21:00
場所 プランターコッテージ
   http://plantercot.exblog.jp/i7/
   国立市西2-11-2,No.7
内容 『これもアート? ~ 私がまちで見つけたアートについて』 
ファシリテーター : 小池マサヒサ(現代美術・彫刻家)

どなたでも参加可能。
緩やかなディスカッションの場  茶話会です。

問い合わせ : kunitachi.art.project.workshop@gmail.com (小池)
※場所の広さの都合上、参加希望の方は、事前のご連絡をお願いしています。


Art literacy Workshop Vol.2

アートは難しい…、アートって意味不明、アートってわからない… などなど。
アートは私たちの日常から離れたところにあるもの…、美術館や博物館にあるもの…。
アートはアートのわかる人だけのものにされてしまいがちです。
…?
でも本当にそうなのでしょうか?
私たちの日常の暮らしの中には、もはやアートは無くなってしまったのでしょうか?

私たちが暮らす社会には、長い歴史と伝統と共に育まれてきた様々な芸術や技の数々があります。これらの集積が文化を築き、そうした文化からは私たちの歩んできた生活の歴史そのものを見ることができます。
しかし、アートという概念は明治時代になってから輸入されたもの…。その歴史はまだ100年程度しかありません。日本の歴史と同じく、日本の文化芸術の歴史にとってもこの100年間は激動の時代。欧米から輸入したアートを如何にして私たちが使いこなすか?まさに、Art literacy を追い求めた100年間だったと私は思っています。

アートを私たちが使いこなせない時、その時アートは、「アートは難しい…」という言葉となって現われます。その言葉の背景には、社会の「様々な今」が含まれているのではないでしょうか。
その一つが、「アートは日常からずっと離れた遠くにあるもの…」という、アートと日常との間にできてしまった、距離感なのかもしれません。

しかし、私たち日本人は、この100年の間、アートを日常の中で使おうとしてきたこともまた事実です。時には、ただの真似ごとだと言われたり…、それはアートじゃ無い…と言われながら。
それでも、私たちには日常で使えるアートを探し、そして、つくり続けてきた。
その過程は既に私たちが築いてきた文化と言ってもかまわないと思います。

世界情勢の変化と共に、アートも様々に変化を繰り返しながら多様化し、かつて日本が輸入した時代からは全く想像できなかったような…、それがアートかどうかも判断できないような、「様々な何かが」世界各地で…、日本中のあちらこちらの街の中から生まれ続けています。

そして、私はこう思うようになりました。
「それがアートかどうかなんてことは本当はどうでも良いこと…」
本当に大事なことは、「それをどうやって、どのように表現するのか?」の部分だけにある。
それが結果的にアートであるかどうかはきっと誰かが何処かで勝手に決めることなのかもしれません。

■・・・と言うことで、Art literacy Workshop Vol.2 に
これも「アートだ!」と思う事例があればそんなアートを持ってお集まりください。
(そんなのは見つけられなかった…でも、もちろんかまいません。)
世界の…日本の、あれこれを用意してお待ちしております。
みんなであれやこれや楽しみましょう!

こんなものをみんなで見ようと思います。
http://jp.youtube.com/watch?v=X4GMXavfKPY&feature=related

小池マサヒサ
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by kapweb | 2008-07-03 14:20 | アートリテラシーWS

くにたちアートプロジェクト LINK

くにたちアートプロジェクト 参加・協力者の方々
■劇団 えんがわカンパニー(KAP・育成対象団体)
■ちえのわROOM (KAP・育成対象団体 「わらべうたの時間」 坂野さんのBlog)
■図書館&ギャラリー PlanterCottage(KAP・アートリテラシーWS、「親子で楽しむわらべうた」開催場所)
■国立図案室の猫(KAP広報・デザイン編集)
■国立楽器(KAP・わらべうたの時間 「親子で楽しむわらべうた 開催場所)
■RIKI-TRIBAL Blog  (KAP・Art literacy Workshop 現代美術家、小池氏のBlog)
■Cycom (有)サイコム (KAP携帯サイト作成。IT技術を通じたコミュニティーの創造)
■HolyShop月船(KAP・わらべうたの時間 「親子で楽しむわらべうた 開催場所、ヒーリンググッズ専門店)

フライヤー設置協力してくださっている方々
■「とれたの」(地元くにたちのとれたて野菜と多摩地域の名産品のお店)
■Cafe ひょうたん島(毎月小さな展覧会を開催している)
■STUDIO 凛 (心地よい空間と、さまざまなクラスを提供するスタジオ )
■プランプラン建築設計事務所(大学通りにある設計事務所)
■たとぱにインテリア(キッチン・小物・インテリア)
■NPO法人 立川子供劇場
■黄色い鳥器店(国立駅徒歩12分、ほんとうに好きなものだけを集めた器と雑貨の小さなお店)
■天然酵母パン カレンズ(中央線の北側エリア、住宅地の中にある天然酵母によるパン屋さん)
■LET’EM IN~レット・エム・イン~(中央線北側エリアにあるセンスの良い古道具屋さん)
■雑貨店『パトアシュ』 (昭島市にある、雑貨・本・喫茶のお店)
■家具工房 木とり (立川市富士見町 石田倉庫の中にある家具工房)
■匙屋 (くにたちでつくる、木の匙)
■naksi~ナクシー~ (くにたち桜通りにある、ファッション・雑貨・カフェ・ギャラリー)
■酒場 FUKUSUKE (お酒と趣味の店)


国立市関係 ・ 大学等教育関係 ・ 商工業関係 ・ その他
■国立大学法人 一橋大学 大学院社会学研究科・社会学部
■国立市
■SO-ZO国立2007

KAP Blog 上にある、アート&クラフト系のイベント
■夜市 (JR五日市線武蔵五日市駅前から小中野地区の檜原街道沿で行なわれるイベント)
■越後妻有アートトリエンナーレ
■のぼりとゆうえん隊(川崎市 登戸を中心に様々なアート活動をしているグループ)

美術館・博物館、公園施設など
■金沢21世紀美術館
■十和田市現代美術館
■あけぼの子供の森公園
■砂浜美術館
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by kapweb | 2008-07-03 10:01 | LINK

わらべうた

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                ど  の  お  せ  ん  べ  が  や  け  た  か  な

                       (あ、これ焼けたよ。 ひっくりかえして。)

                ど  の  お  せ  ん  べ  が  や  け  た  か  な



わらべうたの時間 坂野さんのBlog
ちえのわROOM
http://chieda919.exblog.jp/i7/
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by kapweb | 2008-07-03 09:44 | わらべうたの時間

アートによるまちづくり研究会

f0176681_9242374.jpg■アートによるまちづくり研究会
■アートと社会をつなぐ人を育てる
■文化芸術には人々の想像力を刺激し、創造性を高める力、そして、人と人とつなぎ、コミュニティを再生する力があるのではないでしょうか。そのような可能性をもつ文化芸術の教育、行政、企業活動、市民社会などとの関係についてじっくり研究したいと思います。





■開催予定
第2回定例研究会
日時:7月4日(金)18時30分~20時30分
場所:一橋大学国立東キャンパス、マーキュリータワー4階3406室(市民社会研究教育センター)
内容:『価値を創る都市へ』(NTT出版)第1章「創造都市の連携と創造産業」を教材に読書会を行います。
8月以降も月1回のペースで定例研究会を開催します(日時未定)。文化芸術をまちづくりに生かしている事例の視察なども随時行う予定です。
■問い合わせ E-mail : h.hayashi@srv.cc.hit-u.ac.jp
 (一橋大学・市民社会研究教育センター代表 林大樹)
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by kapweb | 2008-07-03 09:25 | アートによるまちづくり研究会

第1回 KAP トーク・イン 報告と感想

くにたちアートプロジェクト 第1回 トーク・イン
                      トーク・インの司会進行:小池マサヒサ(美術家)

かねてから自分自身が待ち望んでいた場がこうした形で実現できたことは本当に嬉しく思います。
ご参加くださった方、ありがとうございました。f0176681_14304123.jpg
第1回トーク・インにお集まりになられた方々との間では、今はまだ曖昧…けれども、訪れた人々の中では確実に共有できる何か…を感じることができたと思っています。
そこで、トーク・インの開催を通じて私が個人的に感じたこと、そして私が「今」思うことを挙げながら、くにたちアートプロジェクト(KAP)について考えてみようと思います。

はじめに。この場は始まりにすぎないということを確認しておきたいと思います。
もちろん、この場を2回、3回…と、単に回数だけをこなしてゆくような場にはしたくありません。1回目よりも2回目が、2回目よりも3回目が、もっと楽しく、軽やかで、積極的に…。それは今、「くにたち」にとって、とても大切なことである様な気がします。

くにたちアートプロジェクト(KAP)は、 「アートを使いこなす力(アートリテラシー)」を育むことで、文化芸術が地域に暮らす人々にとっての新しいコミュニケーションの手段として深く浸透させる試み としてスタートしました。
これはまた、現在の多くの理解であるところの「文化芸術」という枠組みを押し広げる試みであり、現代社会における新しい文化芸術活動とは何か?(地域社会とアートについての関係性)について、私たちが共に考え、学ぶことをとおして生まれるであろう、f0176681_14331857.jpg 私たち一人ひとりの「気付き」を連鎖連動させることによって、 「今、ここでしかできない芸術」を創造するという場づくりです。KAPのビジョンを共有しつつ、それぞれのスタンスで活動する人々が情報の交換をしたり、交流できるような、緩やかなネットワークづくりの核となる場が、KAPトーク・インであるということができると思います。


トーク・インに参加してくださった方から、武蔵五日市駅周辺地域で開催されている
「夜市」というイベント。川崎市登戸周辺でのアートを使ったまちづくり、 「のぼりとゆうえん隊」についての話題がありました。この事例は、誰かが何らかの仕掛けを街の中に起こしたことに始まりますが、その仕掛けをきっかけとして、そこを訪れた人、一人ひとりの中に「気付き」が起こり、それによって、街を違った角度から見ることにつながる、とても素晴らしい効果をもたらしている事例だと思います。 ここで私が重要だと思ったのは、この報告をしてくださった方自身の主観的体験でした。このイベント用に掲げられた暖簾が、夜の山里の中に連続する光景を見たとき、それはまるで何処までも続いているよう…と、街の広がりを自らが感じたことそのこと自体…、暖簾が掲げられた状況そのものが主観性によってアートへと変容してゆくところでした。
f0176681_14364418.jpgもちろん、このイベントの企画者の方は、そのような効果を想定して暖簾を掲げているのかもしれません。
しかし、その仕掛けに、に気付くか気付かないか…、その暖簾をアートへと結び付けられるかどうかは、そこを訪れる一人ひとりの「気付き」次第という点では、そこにアートがあることを前提として成立する、美術館や画廊とは全く異なるアプローチだと考えることができます。この場がアートのある場となる為には、訪れた人自身がそれに「気付く」という部分が必要なのです。


新潟県十日町市・津南町周辺…越後妻有地域で3年に1度開催されているトリエンナーレの話題がありました。(ちなみに、1年ごと:アニュアル、2年ごと:ビエンナーレ、3年ごと:トリエンナーレ、4年ごと:クアンドリエンナーレです。) 越後妻有アートトリエンナーレは、2000年に始まり、これまで3回行われている芸術際。里山の魅力と世代・地域・ジャンルを超えた人々の協働、都市住民による新しい故郷探し、美術の人と人を結びつける力をテーマに掲げる、国内では特に注目される重要なアート展です。f0176681_14405861.jpg
開催当初は、国際的に有名なアーティストを中心に、日本人アーティストも招待作家が目立ったこの展覧会も、2回、3回目と開催されるにしたがって、公募枠を増やしたりと、少しずつ変化はしてきているとは思ってはいましたが、トーク・インでのお話しによると、次回である4回目からは補助予算が無くなるとのこと。そもそも、アート展に限らずどんなイベントであれ(オリンピックも同じ)、表側からは見えない非常に多くの労力と多額の予算が必要なことは周知の事実。たった3回の開催ながら越後妻有アートトリエンナーレがこれほどまでに有名になった背景には、収益事業を行なわなくても採算が保障されるだけの、地域振興を目的とした巨額の助成金が投じられてきたという背景があるからでしょう。しかし、それらの助成金が殆ど無くての開催となると、幾ら知名度あるアート展に成長したからとは言え、これをこのまま、この地域に暮らす人々に押し付けることには無理があります。今後、このアート展が開催される為には、まず始めに、地域社会として、このアート展の開催とはどんな意義があるのか?の答えを導き出さねばならないわけで、それは私たち観客の意思よりもはるかに優先されなければならないことのはずです。

結果、地域の人々は今後の苦労を想像しながらも、それでもこれを続けようと決意したということです。
この報告をして下さった方は、その決断に至った理由は、地域に暮らす人々の「気付き」だったのではないか…と話されましたが、私もそれに間違いないと思います。越後妻有の人々は、さらに自分に、自分たちが暮らす場所について「気付くために」アートを使おうとしているのだと思います。

かつて、80年代~90年代(いわゆるバブル期)には、村おこし、町おこしの名の下に、日本中の多くの市町村が、アート展やアートシンポジウムを開催しようとしていた時期があります。
その殆どは消滅し、後に残ったものは、「アートは使えないもの」というイメージでした。
私自身、1988年に美術大学を出ていますので、ちょうどこれら社会の中にあった美術による賑わいづくりという動きはとても身近なことでした。日本のあちらこちらで開催されるアート展やシンポジウムにも参加していたのもこの時期です。しかし、今になって考えてみると、当時の私を含め多くのアーティストは、作品がつくれて、発表さえできればそこに至る背景や開催される地域についてはとても軽く考えていたと思います。
アートは難しい…アートは使えないというイメージが確立したのは、この時期だったのかもしれません。
f0176681_22593326.jpg21世紀に入り、社会は言葉にしづらい閉塞感に覆われる中で、現実に正面から向き合おうとする動きが始まったような気がしています。アートに関する様々な動きもそういった現実に向き合おうとする動きの一つだと私は思っています。「アートは与えられるものではなくて使うもの」という意識があちらこちらで芽生え始めているのではないでしょうか。そうでなければ、くにたちアートプロジェクトも始まっていないと思います。
この動きで特に大切にしなければならないことは、自分がしたいことをすること。
そして、もう一つ大切なこと。
それは、こうした意識をいかに連鎖、連携させてゆくか?という課題です。
あくまでも個人の主観性(私が気付くこと)から始まるアートが、社会にとって有益なものとなるためには、主観性をいかにして、繋げてゆくのか…がとても大きな課題です。

次に美術館に関する話題がありました。
文科省の社会調査によると、平成17年度の時点での美術館数は1087。現在の日本の美術館利用状況…入場者数は大幅の減少傾向にあるものの、平成14年の調査と比べ49館の増加です。
近年注目すべきは、f0176681_22382669.jpg2004年・金沢市にオープンした金沢21世紀美術館。多くの美術館が入場者数の減少で厳しい運営が続く中、累計で250万人が訪れている美術館です。
しかも、開館してたった4年足らずの美術館が、金沢の歴史を押しのける程の、金沢の最も行ってみたいところになってしまったことに驚きはかくせません。
そして、今年4月に開館した青森県にある十和田市現代美術館は「新しい体験を提供する開かれた施設」、Arts Towada計画の中核となる施設として開館。f0176681_14551459.jpg開館後2週間で、累計入館者数(常設・企画の計)が3万人を突破しました。
日本国内の美術館は今後、金沢21世紀美術館や十和田市現代美術館に学びながら、美術館が何をすべきか?アートとは何か?を考えなければならなくなるのは間違いありません。

越後妻有アートトリエンナーレというアート展、そして、金沢21世紀美術館は美術館。この二つに共通すること…それは、巨額の予算が投じられているという現実です。もちろん、展覧会のあり方と美術館あり方、という違いはあります。とは言え、多くの人々の想像を遥かに超える予算が投入されることによってこれらが実現していることは確かなことなのです。
 私は、アートや文化芸術に対して巨額を投じることは間違っているとは思っていません。
もちろん、巨額を投じただけの意味がそこに見出される必要性があるとは思いますが、そもそも、多少の批判反論はあろうとも、お金はこういうことにこそ使うべきだと思っています。

埼玉県飯能市にある「あけぼの子供の森公園」は、私の家族が大好きな公園です。先日も雨の中、はるばる出かけてきましたが、いつ行っても本当にワクワクする公園です。是非一度お出かけください。
f0176681_14582315.jpgここには、ムーミン屋敷と呼ばれる建物があるのですが、公園がつくられるにあたっては、その建築費のあまりの高さに、反対する人々がとても多かったと聞きました。私からしてみれば、このような公園があるだけで、公園が嫌いにならないでいられると思っているのですが…。
建築とコストの問題は非常に難しい問題だとは思います。しかし、そもそも建築にとっての高い、安いの基準は、建築予算との関係性でしかない…コストと効果は全く別の問題です。
そこには「気付き」があるのかどうか?それがあることでどんな「気付き」が得られたのか?判断は、そこしかないと思っています。となると、結局は主観性の問題。しかし主観性は判断基準にならないというのが今の社会の一般常識ですから、この常識が変わらない限り、コスト優先、経済優先の社会状況は変わらないし、ムーミン屋敷のような建築物はなかなか増えてはゆかないと思います。

くにたち市は、金沢市や十和田市とは比べようもないほどの小さなまちである上に、使いたくとも使うお金そのものが無いと言うことですから、同じ方法は選択できないでしょう。f0176681_22554999.jpg
ただ、それら成功?している美術館から学ぶことがあるとすれば、「私たちにとって美術館とはそもそもなんなのだろうか…?」という点です。
高知県黒潮町にある「砂浜美術館」は、建物が無い美術館です。そこにあるのは、美しい砂浜だけ。4kmある砂浜が美術館だとしたら…。ものの見方を変えると、いろんな発想がわいてくる。このようなコンセプトの下、砂浜美術館では年間を通じて様々な活動が行なわれています。

くにたちアートプロジェクトにとって「くにたち」という場所がどんな場所であるのかを切り離して考えることはできません。
私たちは、くにたちアートプロジェクト構想として文化庁に提出した申請のうちの一つ
【地域文化リーダー(指導者)の育成】 事業の事業内容には以下のように記載し申請書としました。
■事業内容
・地域で受け継がれてきた自然や芸術文化、生活様式などを、住民参加によって、持続可能な方法で学習・保存・展示・活用していくという考え方や実践であるエコミュージアム型の文化芸術活動を「くにたちアートプロジェクト」と題して展開することを目標とする。
・「くにたちアートプロジェクト」の目的は、地域に暮らす芸術家と一般市民が共同して、街の中の様々な場所で小さな展覧会を企画し、それらを有機的に連動させることを通じて、街が潜在的に持つ芸術リソースの再発見や、この街だからこその芸術を新たに創出することである。
・活動分野は美術のみならず、音楽や演劇など芸術活動全般である。地域の特性を生かすことのできる地域文化リーダーを育成することで、個性豊かなまちづくりに寄与したい。
・そのために、月1回、地域の文化芸術を調査するワークショップや、親子で参加可能なワークショップを開催することを通じて、「くにたちアートプロジェクト」を推進する地域文化リーダーを育成すると同時に、芸術家と市民が一体となって、芸術文化活動の意義と可能性を共に考察できる場を提供する。”
■期待する効果・成果
私たちの理念である「エコミュージアム」は、展示資料の現地保存、住民参加の運営などにより、地域を見直し、その発展を目指すことに特徴がある。つまり、エコミュージアムは美術館という明確な形態(いわゆる「ハコモノ」)を必要としない、地域定着型のネットワーク的文化芸術活動である。よって、本プログラムによって育成された人材によって、地域が創作現場や美術館として発展することが期待される効果である。

…と、申請書ですから、少々堅苦しいのは仕方ないとはしても、言葉にするのは簡単。
これを如何にして実行してゆくのかが難題。とは言え、KAPは既にスタートしてしまいました。
トーク・インという場が、文化芸術をきっかけとした自由な情報発信・交流の場としてある以上、様々な問題意識がこの場に持ちこまれることがあって当然です。日々の暮らしの中から問題意識が芽生えることは大切なことですし、そうした問題意識がこの場づくりのきっかけとなることもあるでしょう。しかし、そうした問題から生じる意見交換や論議は目的に至る過程において重要ではあるものの、それ自体はKAPの目的ではないということを私たちは忘れてはならないと思います。

私は、社会(まちづくり)とは、「今、ここ」に生きているということを正しく理解することからしか始まらないと思っています。あらゆる方法で「今、ここ」を知る努力をし続けなければならないと。
そうしなければ、私たちは、「今、ここ」で…、これからすべきことを見つけることができないはずです。
「今、ここ」を知ることによって、理解しがたい溝や違いを感じることもあるかもしれません。その問題が生まれた背景を知ることによって、溝や違いがさらに明確になったとしても、それでも私たちはその社会と繋がることをあきらめてはならないのです。理由は簡単です…。それをどんなに拒絶しようにも、私たちはたった一つしかない「今、ここ」で共に生きているのですから…。
だから、私たちはどうしても繋がる手だてを見つけなければならないのだと思います。私たちはアートが繋がるための手だてとして使えると信じているからこそ、アートを使いこなす力を持たなければならないのではないでしょうか。(現代美術・彫刻家 小池マサヒサ)
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by kapweb | 2008-07-01 14:36 | トーク・イン